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Power Play DISC 2014年1月

えー今更ですが明けましておめでとうございます。
今年はいっぱい更新するぞーと思ってたんですがPCの調子が1クリックする毎に固まるほど悪いので書く気がおきませんでした(僕のPCは未だにXPです)。紹介したい音源を積みまくってるのでそろそろ書かないと。1月によく聴いた音源です。

・Goat/New Game
2013年リリースの大阪の人力ミニマルパンク。このバンドのリーダーの日野浩志郎さん(ギター)は去年一度新感覚宣言というイベントでYPYという名義のライブを見てるんだけど、ギターではなくいくつかの卓物を使いながらも非常に身体性を感じさせるビートジャングルといった感じでとても盛り上がってたのですが、このアルバムはギター、サックス、ベース、ドラムスというバンドスタイルでそのリズムへのこだわりをさらに突き詰めた作風になっている。聴いて分かるのはとにかく無駄をそぎ落としたミニマルミュージックだということ。最低限の音数から始まり、反復、更新、そして徐々にビルドアップしていくテック・ハウスのような一曲目。同様の傾向の二曲目、アンプリファイ&プリペアドで音の原形をとどめないミニマルなサックスが格好良い。三曲目はいくつかの独立したリズムがいくつも絡み合う。音がどんどん深化していく。高速な演奏から後半部でサックスとギターが空間的にバーストする4曲目。ここまで割りと禁欲的な展開だったのだけどここで一気に開放に向かって暴走していく。動画で見たほうがイメージが分かりやすいですね。

・Stephen Cornford & Patrick Farmer/A Meisure of Ground
このブログでの登場回数はこれで四回目となるイギリスのサウンドアーティストStephen Cornfordとジョン・ケージのカートリッジミュージックでも競演していたPatrick Farmerの共作。2カセットでリリースされており、凝った装丁も素晴らしい。肝心のサウンドはと言うと、これまで取り上げてきたCornford関連の作品の中でももっとも動的でノイズ寄りな作風となっている。自作のオブジェをコンタクトマイクで擦ったり叩いたりしてノイズを出しているのだけど、破裂音、金属を引きずるドローン、缶を潰すような生々しい金属音。これも映像で見るととても楽しいので是非動画を。

・Olivia Block and Ernst Karel/Chicago Sound Map
シカゴの即興演奏家10名による実験アンサンブル作品。管楽器やチェロ、ピアノ、ダブルベースなどのクラシックな楽器やエレクトロニクスまで用いたアンサンブルで、即興を重視し、ある一音を起点に音が集まってきては消えていくOlivia Blockの曲も面白いのですが、凄いのはErnst Karelの曲。何とハーバード大学の化学実験室のフィールドレコーディング作品を譜面化し演奏するというコンセプトの楽曲で、実験装置の持続音を再現するエレクトロニクスやサックス、ダブルベースによる分厚く重層的なドローン、規則的な物音を再現するドラムなど、かなりいかつい音像。このフィーレコ作品は音源化されているのでぜひ聞き比べもしてみたい作品です。



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  1. 2014/01/29(水) 20:33:04|
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