wee-jay

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The Thing Japan Tour 2013 @神戸ビッグアップル 5/25

いや~というわけで行ってきましたザ・シング!!メンバー個々の来日はあってもこの北欧最強のフリージャズトリオとして日本に来るのは4年ぶりだそうで(2009年ならジム・オルークと演ったピットインでのライブ盤が出てますね。初めて聴いたシングはこれでした)、これ逃すと次いつ見れるか分からないのではるばる滋賀から神戸まで遠征して来ました。で、帰って即効でこの記事書いてる訳です。自分の忘却録としてね。

演奏は1stセットと2ndセットに別れ、1stは30分と20分程だったかな。2ndはよく覚えてないけど三曲。あとアンコールにも応じてくれました。メドレー形式で色んな曲をやって、その曲間はインプロで埋めるという『Live at Bla』を思い出す構成。ポール・ニルセンラヴのズドンと思いスネアが響いたと思うと、そこから冒頭10分は爆音のジャム、ドラムがリズム刻み始めるとさらにマッツ・グスタフソンのギアが一速上がる。体を反らせては屈みこんで物凄い音量でアルトサックスを絶叫させる(後半はバリトンも、音がぶっとくて吹っ飛びました)。インゲブリグト・フラーテンのソロではベース弦を掻き毟り殴りつけてこちらも物凄い出力の音塊を送り続ける。ニルセンラヴも涼しい顔をしながらやはり圧倒的な手数。時折シンバルを擦りノイズなアプローチも聴かせる。すべての音が腹の底まで響いてくる感じが心地よかった。特にドラムの音ってCDではなかなか伝わりにくいものがあるので、ニルセンラヴのドラムの音のデカさを生で体験できたのはすごく良かった。

2ndセットは冒頭マッツが2度長い咆哮をソロで吹いた後(空間の反響がすごかった)、ベースがVikingを弾き始めてドラムもそこに加わる。思わず頭振りまくってしまいましたね。徐々にぐちゃぐちゃに曲が崩れていき、マッツがその中でドン・チェリーのAwake Nuの頭のフレーズを混ぜてきて、思わずくっそテンション上がったけど、マッツはそのフレーズの部分を少し崩しながら反復、フラーテンは弓弾きで焦らしながら結局展開させないというある意味鬼畜っぷりを披露される。心の中で「こいつらwww」と思ってました。その後はデイビッド・マーレイのDewey's Circleや再びドン・チェリーのGolden Heartといった曲にどんどん繋いでいく感じでした。

知らない曲も結構あったのだけど彼らのオリジナル曲やレパートリーの曲、Cherry Thingの収録曲やTwo Bands & A Legendでやった曲など盛り沢山で、フリーから曲になるところは物凄いロックで頭をガシガシに振りたくなる。インプロもタンキングなど短い音を交錯させたり、ヒューズが飛んだような爆音の洪水といった感じで最高でした。そして小さいハコで完全アコースティックというジャズを聴く上でこの上ない環境だったことも良かった。微妙に空席あったけど勿体無いと思いましたね。

物販はThingの2011年の『Mono』というアルバムがあれば買うつもりだったけどなかったので見送り。日本で未だに流通しないのは残念です。VikingをCDで聴きたいなー。
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  1. 2013/05/26(日) 01:22:41|
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Merzbow-Pandi-Gustafsson/Cuts

merzbow.jpg
Masami Akita-Noise electronics
Mats Gustafsson-Baritone Sax & G-Clarinet,Live electronics
Balazs Pandi-Drums,Percussion
!!!!!!!!
ということで2013年度最強のノイズ即興かというような強力な一枚が出てきました。メルツバウってリリースの数が膨大ということもあり何から手を出したらいいのか分からなかったんですけど、マッツ・グスタフソンと一緒に演ってるということで買ってみたらこれは昇天。。70分を超える爆音カオティックノイズジャズといった様相で、何と言うか聞く前から音は想像できたけど各奏者の持ち味が火に油を注ぐかのように融合していて実に格好良いんですよね。

サウンドの核となってるのはやはりメルツバウのエレクトロニクスから拡散される抽象的な轟音の渦。歪みきって空間的で、これが70分休みなく鳴り続けてノイズの海の中に溺れていく。エレクトロニクスはマッツも使っていて、こちらは直線的な電子音が空間を破っていくような感じなメルツバウとはまた違ったアプローチのノイズを披露してくれる。まあ二人とも卓物の演奏だからどっちがどの音か分からないところもあるけど、演奏をちゃんとコントロールしてるというのかな、ちゃんと2人が演ってると分かるのは団子のようにならず熟練しているところ。もちろんマッツはいつものようにバリトンサックスの高音から低音の悲鳴を聴かせてくれるし、加えてエフェクトをかけて変調させ殆ど電子音と化したノイズクラリネットがかなりのインパクト。ここは信頼のマッツクオリティーだなーと思わせてくれる。マッツ・グスタフソンのノイズ寄りのセッションのなかでも屈指の切れ具合だと思う。丁度アルバム名も『Cuts』だし。

しかし聴いて一番驚いたのはPalazs Pandiって人のドラムで、複雑な拍子を次々と矢継ぎ早に繰り出しそれを緩急自在に操るかと思えば、パワフルなバコバコフリージャズドラムまで多彩なドラム捌きを見せる才人でして、メルツバウ人脈の人らしいけど調べたらなるほどZuなんかでドラム叩いてる人なんですね。どうりでフリーロックなドラムな訳です。メルツバウとマッツ・グスタフソンという大御所のなかでもまったく音が消えないのはすごいし、それどころか全体を巧みに操作してるように感じられる。要注目のドラマーの一人じゃないですかね。

こんな感じなのでもっと飛べるやつ聴きたいなら是非聴いてみてはどうでしょうか。まずは動画からでも。

  1. 2013/05/17(金) 22:26:28|
  2. music
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Nils Frahm/The Bells

いやあすっかり音楽記事の更新が途絶えていて、ここらでいっちょ書いときます。。

Nils Frahm/The Bells

ドイツ人ピアニストNils Frahmがベルリンの教会にて古いグランドピアノと正面から向き合い、自己の内面から溢れてくる正直な音を紡ぎ出したソロ・ピアノ・インプロヴィゼーション。2008年録音。

このニルス・フラームという人のピアノはジャズ的というよりもクラシックや現代音楽的なイディオムを感じる。即興ということだけど、素晴らしいのは湧き水のように次から次へと美しいフレーズが湧き出て尽きないこと。初め聴いたときこれが即興なんて信じられなかったほどで、他のあらゆるインプロミュージックの中でももメロディー性が強い作品であると思う。即興以外にもコンセプトの楽曲も盛り込んでいて、#3,Said and Doneは三つのノートを主体に使った楽曲で、一つはピアノの連弾でビートを作り出し、残り二つのノートで音が上がったり下がったりするだけなのに胸に染みるメロを作り出す。音が上下するだけで音楽は楽しいのだと認識させられる一曲。#9,Peter is dead in the pianoはこの作品のプロデューサーであるPeter Broderickがピアノの弦の一角に手を置きプリペアドしているようである。聴衆は間違いなくうっとりしてしまうだろうが奏者は内面を表現しながらも冷静に演奏をコントロールしている印象を受ける。

そしてこのアルバムでもうひとつ書いておきたいのは、その録音の良さ。教会という天然の音響装置(教会のだ円形の天井の造形は、聖歌、賛美歌といった教会音楽がよく響くように計算された人工物だけど、音楽的価値としての音響よりも宗教行事の円滑さと神聖さを重視したための造形だと勝手に思ってます。現代から見ると音楽スタジオでは中々作り出すことのできない独特の音響を教会は持っていて、しかも教会は往々にして古いものだから、前述の音楽的音響を意図しないという意味の音響の天然さを持ってると言う意味です。)を手に入れたニルスのピアノはリバーブがかかっていて音の広がりを感じさせる。そして録音に使ったマイクロフォンは5本というシンプルなもので、ライナーについている写真では内2本がピアノの左右に取り付けられ弦の上にくるように設置されていることが確認できる。あと3本は教会内の少し離れた位置に設置されてるようである。これにピアノの低音部で背景を塗りつぶしていく楽曲はノイジーでありながらクリア。高音は硬質で冷たい温度が伝わる。かなり考えて設置されているんだろーなと。
ニルス自身の演奏スキルの高さも勿論だが、録音における最適化もアルバムの素晴らしさに一役買ってるんじゃないかな。

このように最高の環境で最高の演奏をしているわけだから素晴らしくないわけはないだろう。問答無用にお勧めです。

動画



鍵盤デュオ。魂の浄化。本当に素晴らしい。
  1. 2013/05/11(土) 22:38:12|
  2. music
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