wee-jay

瞑想(迷走)中です。

Albatrosh/Yonkers

こんにちわなのです。

今月は他の月よりもブログ書いてる気がします。で、今年の1月1日に唐突にブログ始めてからけっこー経ちましたが、だんだん本題に入る前のあいさつがてらの文章が苦手になってきた気がします。単純に話題がないだけなのですが、もしかしたらツイッターのほうで日常のこと(ほとんど音楽のこと)を書いてるからかもしれません。しかし秋も深まってますね~。自分がどんな秋を過ごしてるか振り返ってみます。

読書の秋… 最近あまり本を読んでません。というか、読んでてもあまり集中できない。。。

スポーツの秋… ここのところ涼しい(寒い)ので精力的に運動してます。大概は夜に運動してます。でも成長しませんね中々。。。

アニメの秋(爆)… うーんアニメの視聴がどんどん遅れてたまる一方ですね。『中二病でも恋がしたい』というアニメは舞台がまさかの地元で、あまり考えられなかった事ですが、「自分の地元がアニメの聖地になるってこんな気持ちなのかぁ」と思うところがありましてね。それは、地元が聖地になるのは勿論嬉しいのですが、一方で複雑な気持ちも多少ありますってことで、端的に言えばほろ苦い思い出のあるところでリア充的なことしないで!!ってことです(笑)。その場所が出てくるだけで思い出すものですね。自分で振っといて何ですがこの話はこれで終了で!!

ん?音楽の秋ですか… これは充実してますね~。その中から今日は枯れることなく人材が次から次へと出てくる王国。くにはノルウェー。Albatroshという二人組のアルバムについて書きたいと思います。なんだ、良い秋過ごしてんじゃん!!

Albatrosh/Yonkers


まぁアマゾンのリンクなんか貼り付けてますがこれ買ったの実は中古レコード屋さんで、内容も奏者も何にも知らないままレーベル買いとジャケ買いって感じで入手しました。2011年の作品なのによく中古で売ってたと思う。Rune Grammofonっていうノルウェーのエクスペリメンタルな音楽を扱うレーベルで、ここのものは本当に外れがない素晴らしいレーベルです。ジャケットは僕の好きなスニーカーであるユーズド感たっぷりのコンバース・オールスター。買わないわけにはいかないじゃないですか。

このAlbatroshというデュオ、構成員はピアノのEyolf Daleと、サクソフォンのAndre Rolighetenという二人。彼らはノルウェーで行われる"JazzIntro"という有名な大会で2008年度に優勝した経歴を持つ実力派で、2009年にはEuropean Jazz Competitionという大会でもベストバンドの称号を獲得している。そのときの審査委員長は”most original, great interplay and amazing improvisation, effective and colourful compositions"とコメントしている(Rune Grammofon公式ページから引用させていただきました)。さて、この『Yonkers』というアルバム、初見では北欧らしい甘美なメロディを称えた作品という感想を得ました。よって悪くないけど北欧の小編成なジャズによくある感じかなと思ったのですが、何か惹かれるところがあるのでよく聴き込むと確かにインプロヴィゼーションの強度がすごいアルバムであると認識を改めました。例えば#2,fifthsなんかはテーマ提示後にフリー寄りなインプロに雪崩れ込んで、ピアノは転がすようにして空間を埋めていき、サックスはピアノに付かず離れずという感じの中で自由に吹いている。途中サックスがスラップタンキング奏法を交えた短い音を仕掛ければ、ピアノもすぐにサックスに呼応しサックスと小突き合うようにひとつのキーを短く叩いていく即興の反射神経もすばらしい。この曲で二人が優れたインプロヴァイザーであることがよく分かります。

そして個人の力量も極めて高いと思います。サックスやピアノの技術なんて詳しいことは知らないけど、素人目に見ても高い技術が二人には備わってることは分かる。特にサクソフォンのAndre Rolighetenは相当素晴らしい。個人的にはAndre Rolighetenは短い音出しに特長があるサックス奏者と認識していて、例えば#5,Linedanceや#7,Pickup Truckではスラップタンキング奏法を多用しているけど、自然に、いとも簡単に演奏の中に紛れ込ましてくる。勿論、バラードである#3,Major Littleと#4,Coral Foxでは緩急自在にサックスを操り、感情を込めた情感あふれる音色も聴かせてくれる。サックスという楽器の良いところを余すことなく吹く人である。特に#4,Coral Fox冒頭とラストでかすれて途切れるような音と静かな長い音の重音も聴けたりする。それをさり気無くやってしまうところに末恐ろしさを感じる。北欧ジャズの激戦区ノルウェーでもトップレベルのサックス奏者といって差し支えないと思います。

一方ピアノのEyolf Daleはほかの多くの北欧ジャズのピアニスト同様ブルース色は薄くて、美しいピアノを弾きます。彼の場合は音の運び方などクラシック音楽にルーツを持ってるように感じます。しかし前述の#2,fifthsなどで聴かれるインプロヴィゼーションの想像力はやはり凄いものがあります。

このアルバムを出す前にも二枚のアルバムを出しているようで、先に述べた有力な大会での優勝歴を考えても、かなり二人の相性は良いです。暴れまわるような演奏ではなく、基本的に有機的に絡み合った演奏をする人たちです。相当に聴きやすいジャズなので是非聴いてみて下さい。

動画



ライブでの演奏はよりフリーキーな感じがします。

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  1. 2012/10/21(日) 01:54:21|
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V.A./Self Healing

       20121017185507.jpg

V.A./Self Healing
7インチサイズのインパクト抜群のすべてを見透かしそうな目のアートワークの厚紙の入れものに、二枚の金属ガレキのようなめちゃ格好良いアートワークとインデックスが一枚、そして13曲66分のCD-Rが一枚。収録されてる音楽のジャンルはノイズをはじめ、グラインドコア・ドローン・電子音楽・即興演奏などアヴァンギャルドなものばかり。こんなものが1000円ちょっとで買えるのだからこの手の音楽にピンとくる人にはお得だと思います。

さて、一曲づつ見て行きたいと思います。13曲で13組の作家や集団(被ってる人もいますが)のコンピアルバムなのですが、特に統一されたコンセプトのようなものはなくて、各アーティストが思い思いに作品を持ち寄った感じです。年代も2001年から2012年の新録まで。多分全部未発表な音源だと思います。

#1,C.F.C
ボーカル・ギター・ベース・ドラムというカルテット編成のバンドだけど楽曲の時間なんと5秒(笑)ハードコアなパンクで、後で出てくるSissy Spacekのような演奏です。5秒の中で爆発させております。

#2,Beer Damage
複雑な電子音に、ライトで小気味良い打ち込み、変調された不穏なボイスを軸にしたアヴァンな楽曲。

この#3,4,5番のクリーンナップがとにかく強烈です!!
#3,The Cherry Point
始まりと同時にどぎつい低音と高音電子音に頭を殴られ耳をえぐられる、しかしそれもつかの間で直ちに極悪轟音ハーシュノイズに雪崩れ込む。一分半の短いトラックだけど爆発度は物凄いものがあります。
#4,Sissy Spacek
40秒弱の轟音グラインドコアです。高速なドラムとファズ全開でアンプもボリューム最大にしたような歪みまくったでかすぎるベースの音に絶叫ボーカルのものすごいスピード感が痛快すぎます。
#5,The Rita
レコードにアームをめちゃくちゃに擦り付けて脳を蹂躙する不快度120のハーシュノイズ。しかし、ウォール・オブ・ノイズになる中盤とラストは不快とか通り越して脳味噌を異次元に送り込んでくれる。頭おかしくなります(最高のほめ言葉です)。

#6,Hive Mind
背後で鳴るじりじりしたノイズに寄せては返す旋回系電子音と、それに同調しながらも徐々に増幅し崩壊していく電子ノイズがいかつい。間がかっこいいです。

#7,Gx Jupitter-Larsen
コンピ中一番長尺14分のシンプルでストイックなドローン。風の音のような電子音と質感がいかつい低音が重なっただけで他に音は重なってこなくて、それを徹底してるところが渋すぎる。一番のお気に入りです。

#8,Lasse Marhaug
スチール缶や金属の塊をミキサーに入れて回した世界?金属が軋んだり引き千切られたりねじ切られたり磨り合わせたりするような音と、その上を這い回る潰れた電子音。切れ味鋭い強烈過ぎるハーシュノイズ!!まさに崩壊してます。

#9,Pete Swanson
ミニマルな電子音が幾重にも丁寧に重ねられる。軸となってる2つの電子音と、現れては消えを繰り返す多様な電子音が不思議な世界を作り出しています。

#10,Greh Holger/Pete Swanson/John Wiese
いろんな電子音、嵐やその他ノイジーなフィールド音が重ねられて作られたドローン。質感はかなりいかついです。

#11,Portland Bike Ensemble
四人組のガサゴソ系な物音即興なんだけど、インデックスにBikes Playedとあるように使うのは楽器じゃなくて自転車。チャリのペダルを回してタイヤの回転を利用した面白い演奏。タイヤの表面で何かを擦り合わせたり車輪に物を挟んで回転させるなどしているのだと思う。どうやって出してるのか不明な音もあり興味深い集団です。

#12,Dasani Reboot
コロコロ転がるような物音や奇怪な電子音、その下で鳴る得体の知れないアブストラクトな音は不穏な雰囲気を醸し出してる。

#13,Toning
前にのめり出たミニマルなパーカッションと竹筒に小石を入れて振るような音、背後では民族楽器のようなホーンの音が小さな音で構成されたラストトラック。パーカッションの音が妙に癖になります。

このような13曲です。

Self Healingなんてタイトルがついてますが上述の通り一般的な意味でのヒーリング効果なんてのはありません(笑)。しかし、こうも言えるでしょう。ある人たちにとっては最高のヒーリング音楽なのだと!!ノイズなんて僕の陳腐な解釈では、ある人にとっては頭の隅々まで気持ち良くしてくれて、またある人にとっては一切耳に入れたくない邪魔なものだとしか採ってません。しかし僕のようなノイズやドローン初心者でもこれは割と聴き易いのではないかと思います。何しろノイズばかりでもなくていろんな音楽が入っており、曲順にも気を使ってる節もあるのでトータルで見ても良い作品だと思います。当然一曲づつも最高です。「ノイズなんて聴いた事ねーや!!」とか「ノイズ?ドローン?なにそれー?」って感じの人でも、安心して道を踏み外せます。

限定数75とのことなのでお早めにー!!お求めはmeditationsさんで。


動画

Sissy Spacek!!やばすぎて言葉が出ない


Lasse Marhaug これもいかつい!!


Portland Bike Ensemble この動画が手もと見えやすくて良いです。
  1. 2012/10/17(水) 19:08:31|
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Dorothy Ashby/Afro Harping

どうもです。

最近キンモクセイの存在意義がわかりません。

何か音楽記事とか久々な気がしますが頑張って書きたいと思います。



いつも前衛系な音源ばかり書いてるので、こういう作品を取上げるのは初めてかも知れません。女流ジャズ・ハープ奏者Dorothy Ashbyの1968年作『Afro-Harping』です。このアルバムの感想を端的に言うと、「グルーヴィーで黒い!!」ということになるでしょうか。レア・グルーヴという枠で語られることが多いと思いますが、それは勿体無い!!クラブミュージック系の向きのみならずいろんな人に聴かれるべきアルバムだと思います。

どうでもいいことですが、僕はこのアルバムを知ったときにブルースを聴く習慣からかハープのことをハーモニカと勘違いして捉えていた失態があって、いざ買って聴いてみると弦楽器のハープのことで呆気にとられました。これは僕の勝手なイメージですが、ハープというと天国みたいなところで天使か妖精がポロロンとやっている先入観があったのですが、Dorothyの弾くハープはそのイメージどおり天国的で宝石がこぼれ落ちるかのようなどきっとする美しさがあり、それに加えて力強く、ただならぬグルーヴ感が備わっています。これがクラブ系の人達がほっとかない理由であると考えます。こんなハープの音ですからほかの楽器と混ぜてもアッカリーンすることなくハープの音が負けることなく存在感を示せるのです。上モノは主役のハープのほかにシンセ、フルート、ヴィブラフォンなどが参加してます。特にフルートとの相性は抜群です。

なお面白いのはリズム体で、曲によってアフロビート、ラテン、ファンクまたはヒップホップ直系の太いビートまで操り、これが楽曲の方向性にそのまま直結してます(と言ってもDorothyのハープはどこまでも彼女のスタイルですが)。#1,Soul Vibrationsのスピリチュアルなシンセによるテーマ部分とそれに溶け込むハープの旋律、それを下で支えるベースとドラム・パーカッションの骨太さなんかを聴いていたらホントある種の陶酔感みたいなものを感じます。ちなみに、参加ミュージシャンは主役ハープのDorothy Ashby以外のクレジットはただ"Unknown"となってるのです。おそらくはスタジオミュージシャンの人達が名前を載せることなく参加してるのでしょうが、こういった名のない人々によって(特に)アメリカの音楽の歴史は紡がれているのかな、とか思ったりして。。主にスタジオ録音においてね。いやぁ、すばらしい演奏です。黒光りするグルーヴ!!

ぶっといリズムで腰を揺らすのも良し、幻想的なハープの音に目を瞑って耳を傾けるのも良し!!是非聴いてみてください!!古くてマイナーな部類の人ですからライブ映像は見つけることできませんでした。

それでは!!
  1. 2012/10/13(土) 18:28:20|
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映画感想 -Reservoir Dogs-


冷たくなって行く大気、長袖を引っ張り出す、何処からか湧いてくる焦燥感…10月ですねー。今年は中秋の名月見れなかった、残念です。それでこの動画です。この歌昔から好きで、村上春樹氏の『1Q84』読んでまた好きになりました。台風で月が見れないこんなときには音楽聴くか映画観るに限るので誰かオススメ教えてください(^^;

一ヶ月くらい前に観た映画の感想。普段映画あんまり観ないので、感想を文章にする訓練積んでない…ていうかそもそも映画の見所が素人なんでただの思ったことの羅列になります。クエンティン・タランティーノの処女作『レザボア・ドッグス』という犯罪映画がかなり良かったです。ぜひ円盤で持っておきたい作品でした。音楽記事と違ってネタバレなどを気にしなくてはいけないと思うのでストーリー説明はカットします。あえて言うなら強盗に失敗(?)してアジトにちりぢりで逃げ帰ってきて、なぜこんなことになったのか、だれかが警察のスパイに違いないと疑うという筋ですね。
           130373519427016228559_Reservoir-Dogs_400.jpg

このカット格好いいですよね~。これはオープニングより前の冒頭のレストランで朝食を採っているシーンで、映画の本筋とはまったく関係ないことをグダグダと喋ってる所です。会話の内容はマドンナのヒット曲の歌詞の解釈であったり、チップを払うことについて。本当何処でもやられてそうな他愛もない会話ですが、こんな部分の凝りようがまず半端なかった、内容が濃く細かいんだよ。どうでもいいことを超真剣に意見を交し合ってる場面にこんなに尺を取ることもすごい。でも、この一日限りのチームなんだよね。

全体的に狂気に満ちているのも良いところで、ラジオでイノセントな音楽聴きながら拉致してきた警察官にガソリン撒いて耳を切り落とすところなんかやってることとラジオの内容が天と地くらい差があって滑稽です。

あと、主人公と言ってもいいある登場人物(スパイ)の台詞。
「大丈夫だ。やつらには何もバレちゃいない。俺はスーパークールだ。」
と鏡に向かって自分に暗示をかけるように言うところの緊張感。見てる側にも伝わってくる。この状況が理解できたあとは映画の残りを彼の視点で物語を追ってしまうのだけれど、もう映画を観るというより彼とと一心同体になった気がして、彼の感じる緊張感を100%こちらも感じてしまう。

後半、スパイの経緯(過去)の描写で、どんどん時間軸がスタート地点に(アジトに逃げ帰ってきたところ=現在)引っ張られていき、そこに到達してから最後のクライマックスへ雪崩れ込む展開に鳥肌が立つ。これは、犯罪「後」の物語で全体が静的だったからかもしれない。静かなところからダイナミックでアクショニズムなクライマックスへ流れ込んでいくのが興奮になるんだと思う。例えば音楽でもポストロックなどに多い静から動の転換(あるいは動から静)に耳が反応してしまうのと同じ原理ですかね。

それにしても登場人物の一人が最後スパイをかばうシーンは状況だけみたらすごい滑稽だなぁって。しかし悲しいまでに自分の信じていたことが的外れだった事に気づき、絶望に包まれながら誰も救われない終わりを迎える。このことを何て言えばいいのかな…とにかくきつい内容だよね。

まぁ、この中に一人、スパイがいるって感じで観たらとても楽しめるんじゃないかと思います。未聴の方は是非どうぞ!!
  1. 2012/10/01(月) 01:13:20|
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