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Sonic Youth - ICP - The Ex/In The Fishtank

今年は辰年なのでタツノオトシゴなジャケットのこのCDを。
Sonic Youth - ICP - The Ex/In The Fishtank 9


Sonic Youth(アメリカのオルタナティブロックバンド)から
Thurston Moore-guitar
Lee Ranaldo-guitar
Steve Shelley-drums
Jim O'Rourke-electronics
William Winant-percussion
ICP Orchestra(オランダのフリーインプロ集団)から
Ab Baars-reeds
Han Bennink-drums
Wolter Wierbos-trombone
The Ex(オランダのポストパンクバンド)から
Luc Ex-bass
Terrie Ex-guitar
の総勢10名による8曲29分の短尺だけど具沢山なインプロヴィぜーションです。2002年発売で録音は2001年。

このアルバム曲名が凄くややこしくて、こんな具合に
1,Ⅲ
2,Ⅳ
3,Ⅴ
4,Ⅵ
5,Ⅱ
6,Ⅷ
7,Ⅸ
8,Ⅹ
なってしまってます。In The Fishtankってのは調べたところKonkurrentというレーベルの企画モノで、他にもJaga Jazzistなども録音してるみたいです。

肝心の内容は、一曲あたり約2分から6分とこの手の音源にしたら短いながらも、その中でも静かになったり思いっきり轟音になったりしっかりと強弱がついており、むしろ短尺ゆえにさっくりと聴けるので、取っ付き易い印象を受けます。

#1はいきまり歪ませてビキビキいうギターが最高にカッコイイ。ギターの音が支配的なんだけど、間を置いたドラムスが演奏に奥行きを与えている。曲の後半は完全に轟音となる。
#2はフィードバックされたギターとベースの上でICPの人たちが遊んでいるような感じの演奏。このアルバムでのICPの管楽器二人のプレイは遊ぶように気ままに吹いている。平常運転のようです。#3も似たような曲。
#4はテイストが変わってベース・サックス・エレクトロニクスのトリオ。歪んだベースの上でサックスが伸びやかに吹いていて、徐々にオルークのエレクトロニクスが浮かび上がってくる演奏。オルークが渋い。
#5は始めはギターとパーカッション。すぐにサックスとトロンボーンとエレクトロニクスが入り、次第にドラムとベースが入りここくらいからテンションが加速して。最後はみんな暴れまくってます。すごくノイジー。
#6は凄くぐちゃぐちゃな曲。というかこれはもう曲なのか分からないWオルークのエレクトロニクスがピュンピュン飛んでてカッコイイ。
#7はのっけから最後までギターとベースが轟音でノイズをぶちまける代物。最後に出てくるメロディラインが鳥肌モノの格好良さ。
#8はドラムがとベースが定型のリズムを刻む(ベースは後に崩壊)ので、アルバム中一番楽曲らしい楽曲。最後までノイズ成分満載でアルバムの幕を閉じる。

こんな感じで聴き所もたくさんあり、全てが凝縮されているので、物足りない感じは全く感じない。他のシリーズも聴いてみたいと思わせてくれる内容でした。動画は、このセッションのメンバーずばりのものが見つからなかったので、メンバーが被っているものを適当に置いておきます。





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  1. 2012/08/31(金) 00:41:43|
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V.A. /キラキラジブリ

V.A. /キラキラジブリ


『天空の城ラピュタ』という映画は僕の一番好きなアニメ映画で、どこが好きかというと、タイガーモス号のドーラ船長が仲間にしてとせがむ主人公のパズーに対して言い放つ「40秒で支度しな」という言葉のイントネーションです。僕はもうこの台詞を普通に読むことは出来ません。
と、またどうでもいい話をしてしまいました。いや、今日の記事はジブリ関連です。

スタジオジブリの楽曲をカバーあるいはリミックスしたオムニバスは世の中にたくさんありますが、今回紹介するキラキラジブリはその中でもクラブミュージックのリスナーに訴求したコンピという事が出来、参加アーティストも好きな人にはたまらない人選であります。

indexは…
1. スラッグ渓谷の朝(『天空の城ラピュタ』より) / 櫻井 響
2. となりのトトロ(『となりのトトロ』より) / Happy Synthesizer
3. さんぽ(『となりのトトロ』より) / HALFBY
4. ルージュの伝言(『魔女の宅急便』より) / BOOT BEAT
5. 風の谷のナウシカ(『風の谷のナウシカ』より) / DJのはら
6. 海の見える街(『魔女の宅急便』より) / onepeace
7. 天空の城ラピュタ(『天空の城ラピュタ』より) / LARK CHILLOUT feat. 45
8. もののけ姫(『もののけ姫』より) / Mr.comicstore
9. 君をのせて(『天空の城ラピュタ』より) / SPECIAL OTHERS
10. 君をのせて(『天空の城ラピュタ』より)~ナウシカ・レクイエム(『風の谷のナウシカ』より) / world's end girlfriend featuring 湯川潮音
11. カントリーロード(『耳をすませば』より) / デデマウス(DE DE MOUSE)と本名陽子

とこんな感じ。とても豪華で、僕でも知ってる名前が結構あったりしてそれぞれがジブリの名曲をそれぞれのフィルターに通して表現しています。

それぞれ見ていくと
#1の「スラッグ渓谷~」はラピュタの冒頭の鳩に餌をやるシーンで、屋根の上に登ってトランペットを吹いているあれですが、櫻井響さんのボイスパーカッションに加えて口でトランペットの音を表現するというすげえことをやっている。このコンピが凡庸なコンピでないことと、この後に続く楽曲の予感を想起させられる。
#2の「となりのトトロ」はシンセで作られたピコピコなファミコンサウンドとヴォコーダーで変化させた機械的なボイスで歌われている可愛らしい楽曲。アレンジが合っていて非常に聴きやすい。
#3の「さんぽ」はいかにもHALFBYさんらしいハネたビートが印象的な幸福感満点なパーティーチューン。これ、クラブとかでかけたら凄く受けが良さそう。HA HA HA HA HAPPY!の掛け声はみんなで合唱しましょう。というか、トトロの曲は否応なくテンションが上がりますね。
#4の「ルージュの伝言」はホーンセクションが荒井由実さんの原曲のメロディをとりつつグルーヴ感あるベースとパーカッションが効いたクラブジャズ。ここらへんからオシャレな流れになっていく。
#5の「風の谷~」のDJのはらとはやけのはらさんのことですね。ブレイクビーツの上を流れるシンセの音がクールな楽曲なんだけど、この歌って劇中で使われましたっけ?あまり印象ないんですよね。
#6の「海の見える街」はリズムを取るナイロン弦のギターの音が最高に気持ち良いボサノヴァ・ナンバー。ブレイクでの流暢なピアノも良い。
#7の「天空の~」は龍の巣を抜けてラピュタに到着し風景を眺めているところに流れていた曲だったかな。Lark Chilloutさんの用意した極太ブレイクビーツに45さんのエレピが乗るというシンプルながら激カッコイイ楽曲。最後の口笛と笑い声もユーモアがあって良いです。45さんのアルバムでLark chilloutさんはリミックスで参加してます。そのアルバムもいつか紹介したいです。
#8の「もののけ姫」はピアノの左手の連弾とパーカッション、そしてシンバルの軽く叩く音が物凄いグルーヴと緊迫感を生み出す。それで右手で例のメロディを奏でるアルバム中では個人的に一番好きな曲。ジャズサンバとカテゴライズされますが兎に角勝手に体が動きます。
#9の「君をのせて」はジャムバンドのSPECIAL OTHERS(キーボード・ギター・ベース・ドラムス)による生演奏。原曲に対してほぼ忠実な演奏でこちらも非常にグルーヴィーな楽曲に仕上がっている。
#10の「君をのせて~ナウシカレクイエム」のナウシカレクイエムというのはナウシカ劇中でオウムが話に絡んでくるときに流れる”らん らんらら らんらんらん”てメロディのやつですね。湯川潮音さんがクセのある声でゆっくり・しっとりと「君をのせて」を歌い上げる。要所要所で入る控えめなストリングやエレクトロニックな展開、むせび泣くサックス・銃器のサンプリング音が劇中の(特にナウシカ)の壮絶な世界観を孕み感動的な音楽にしている。君をのせてが終わるとそのままレクイエムへ流れていく。ここでもエレクトロニカ・銃器・ストリングを帯びながらどんどん楽曲が高揚していく。圧巻の10分間です。WEGさんすげえ!!
#11はデデマウスさんの『キラキラジブリ』というタイトルを象徴するようなキラキラなトラックのうえでカントリーロードを歌うのは映画同様本名陽子さん!!これだけで涙モノなんです。最高のエンディングです。

長くなりましたが内容はこんな感じです。ジブリが好き且つクラブミュージックや上記のアーティストが好きだという人は聴いて間違いないです。視聴は発売元ので出来ます。

  1. 2012/08/31(金) 00:32:13|
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Jim O'Rourke & Mats Gustafsson/Xylophonen Virtuosen

Jim O'Rourke & Mats Gustafsson/Xylophonen Virtuosen
38587.jpg
Mats Gustafsson-Tenor Sax,Fluteophone,Flute
Jim O'Rourke-guitar,junk

このCDは1999年録音と多少古いのと多分プレス数があまり多くないからかAmazonにもHMVにもありませんでした。。ググったら日本語のショップも出てくるかもしれませんが、中古CD屋さんなどで見つけたら是非押さえて欲しい逸品です。

Mats GustafssonとJim O'Rourkeという互いによく共演する間柄でもある二人の才人のduo作品。キーワードは「フリージャズ」「即興演奏」「現代音楽」といった小難しい言葉が並びますが、そんなものを超越した素晴らしい音楽体験を与えてくれる。

Mats Gustafssonの演奏スタイルは大きく分けて二通りある。ひとつは端的に言えば絶叫、すなわち豪傑漢のようなラフで破壊的で連続的な奏法。もう一つは抽象的で小さい音を断片的に出すかなり限定されたタンギング奏法。ここでのMatsは後者。よって小さく抽象的な音出しが基本となる。一方Jim O'RourkeはこのCDではギターはアコースティック。『ユリイカ』や『バッド・タイミング』で聴くことの出来るPOPサイドと、彼の持つもう一つの側面であるインプロやノイズ方面で聴かれる実験サイドの二つを折衷したような演奏をする。とはいえ総体としては豊かなメロディ性を感じられる美しいアコギを聴くことができる。あと、ここでのJimは「Junk」と称して意味不明な音を出すときがある。ガラクタを叩く奇妙な物音、細くて切れそうなくらい弱った弦を弱くかき鳴らすような音。そういったものを駆使して演奏は進行していく。

#1はMatsの絶叫はしないもの魂の奥底から絞り出されたような感情的なサックスの音色と重々しいJimのギターで開幕する。そして暫くフルートフォンやアコギによる沈んだ展開に流れて行き、11分頃からアルバム中屈指の熱気を帯びる展開に流れていく。Jimのここでは抽象的な音を敷き詰めたアコギに、序盤と同じようにMatsが魂のだし汁のようなサックスで応える。
#2はJimのジャンクな弦をかき鳴らす病んだ音がロウな雰囲気を漂わす。全体的に沈んだ感じの楽曲。
#3は対照的に明るい楽曲で、Matsはサックスかフルートフォンを吹いているんだけど、その音は殆ど聞こえない。ほぼ彼の生々しい楽器の操作音というか息づかいが聞こえる。楽曲を明るいものにしてるのはJimのギター。最後には二人でどんどん高潮していく。そしてJimがマラカスのようなものを振って終わり。
#4はJimのギターの音の美しさが強調されるような気がする(それ以前も美しいのですが)。さっき書き忘れたけどこのアルバムでのJimのギターは基本的に「間」というものを意識して弾かれているのです。非常に空間的であり、侘び寂びを感じます。
#5は後半のJimの音数の少ないアコギとMatsのフルートの小さな連続音の掛け合いが幽玄な音世界を演出する。うわべだけの軽いつながりではなくて、魂レベルでの共鳴が二人の間で行われているような感覚を聞き取れる。そして聴く者には深い侘び寂びと、強い感動を与える。間違いなく聴き入ってしまうし、恐らく初めて聴いた後には体から力が抜け、暫くその場から動けないでしょう。

動画は二人のduoものは見つからなかった上に、CDに近いスタイルでの演奏もなかったので今回は割愛。でも、もし中古屋で運よくこのCDを見つけてしまった人は躊躇わないでレジに持っていって欲しいです。いやマジで一葉でも諭吉でも出して損をする内容ではないです。まぁ売ってても2000円以内で買えるでしょうが、それくらい誇張しても差し支えない位の名盤だと思います。
  1. 2012/08/31(金) 00:22:10|
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Paul Dunmall & Chris Corsano/Identical Sunsets

Paul Dunmall & Chris Corsano/Identical Sunsets

Paul Dunmall-Tenor Sax,Border Pipes
Chris Corsano-Drums

Paul Dunmallというサックス吹きとChris Corsanoというドラマーのduo作品。発売は2010年だけど録音が2008年です。Chris Corsanoという人はフリージャズのセッションには神出鬼没な人であると同時に、調べたら何とビョークのサポートドラマーとしての顔を持つという特殊な人。もう一人Paul Dunmallという人はこの音源が初見で、僕の情弱ゆえによく知らない人。テナーの特徴としては、中域から低域の音がモダンジャズの例えばコルトレーンのような音が出る。音が太くて芯を感じる聴きやすいテナーという印象。まぁ、聴きやすいとはいってもフリーフォームな演奏なので当然変な音も吹きます。

1はDunmallのソロで、これにいきなり度肝を抜かれる。Border Pipes(バグパイプ )という楽器を使っています。知らない楽器なので現代っ子らしくウィキで調べてみると主にヨーロッパ地方の民族楽器だそうで、今は世界各地で演奏されているようです。民族楽器らしくあまり他の楽器で聴く事のない音色で、個人的に東洋的な音色を感じます。この楽器は区切りなく音を出し続けることができるようで、この特徴を利用しDunmallは空間をバグパイプの音色で埋め尽くし、音が色とりどりの閃光となって聴く者に襲い掛かる。環境が許す限り大きな音で聴いて、音の奔流の中に飲み込まれてしまって下さい。。。
#2からはDunmallもテナーに持ち替え、Corsanoも加わる。#2は、のっけからCorsanoが全開で、Dunmallも主に中域から低域を泳ぎまわる。17分という長尺のなかで起伏に富んだインプロをかましてくれる。Corsanoのスネアを叩く音が生々しくて良いです。9分すぎの循環奏法からの音のぶつかり合いもカッコイイです。
#3は最初の約3分間がCorsanoのソロで、これが強烈。地面を這いずり回るようなドラミング。バスドラム・フロアタムがこの這いずり回る感覚を生んでいるけれど、何といっても凄い手数の多さ。Dunmallが入ってきてからもどんどん加速度を増しどこまでも突っ走っていく。それに呼応するようにDunmallも突っ走る。8分くらいまで突っ走る。1分ほど小さな音出しの後、徐々にエンジンが再びかかってきてそのまま最後まで突っ走る。まさにBorn 2 Run!!
#4はスローテンポな出だし、Dunmallのサックスは軋んだような高音部と芯のある中音部を交互に出しながら進行していく。Corsanoのドラムも演奏が進行していくと共に爆裂なものとなっていく。

とまぁ色々なことを書いていきましたが、このデュオはやはりパワーデュオなんで、力で押し切る体育会系な演奏が好きな方にオススメできます。テナーの音もこの手の音楽の中では聴きやすい部類だと思います。動画を貼っておくので良かったらどーぞ。

動画:CDもこんな感じ。4:00前後コルサノのドラミングが激しすぎて…
  1. 2012/08/31(金) 00:18:34|
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写真からファッションを考える ~Forest Worker~

オレゴン州立大学というアメリカの大学が所有する貴重な資料写真が大学ホームページ(英語です)にて多数公開されています。今日はその中の1900年代~40年代の森林で働く人たちの写真から彼らの服装について見ていきたいと思います。まぁ、このご時勢で彼らのような格好をそのまますると確実に浮いてしまうし、場合によったら職質食らうでしょう(笑)。要はただのコスプレになってしまうわけですね。しかし、それぞれの要素を分解して、今のファッションに取り入れられそうなものはあるかもしれません。70年以上前の人たちですので即戦力で取り入れられるものは少ないかもしれませんが、写真を眺めるだけでもこれは面白いです!!あまり写真が多すぎるとウザくなるので興味ある方は上のリンクからホームページを覗いてみてください。よく分からんデッサンの写真などもあります。

それでははじめます。(写真大きいのでサムネイルで貼ります。右クリックで大きくなります)

                fire line building
1942年。火事の非常線を張ってるところらしいです。手前の男、サスペンダーとベルト両方していますね。100年前のズボンにはベルトループはなくサスペンダーで吊るのみでしたが、この時代にはもう標準装備みたいです。リーバイス501xx1933年モデルにはサスペンダーボタンとベルトループ両方付いてます。バックシンチ(尾錠)も写真で確認できます。

                crew member with field telephone 1940年 
1940年。スウエットシャツの文字がOREGON STATEと確認できることからオレゴン州立大学の学生ボランティアみたいな感じでしょうか。文字の下にもプリントらしきものが見えるので恐らく三段プリント。今出てきたら結構高そうですね。んで使い込まれた軍パンもええ味出てます。この組み合わせなら現在でも全く違和感ありませんね。カレッジスウエット+ミリタリーパンツ…不滅の組み合わせです。僕も好きでよくする組み合わせです。

                1936 oregon after the fire national forest
1936年。自転車に乗った(大丈夫かこのチャリ)中折帽に(多分)テーラードジャケットの男渋いですねぇ。今やったら怪しさ満点ですがこういうの似合うとカッコイイですね。

                1937 mcdnald forest
1937年。右側のザ・ワークスタイルな男の着てるのは恐らくブラウンダック地のオーバーオール。胸の片側にフラップポケット、もう片方は良く見えませんが恐らく懐中時計ポケットがあるはずです。これも今出たらビックリする値段が付きます。この時代に限らずアメリカの労働者のオーバーオール率は物凄い。アメリカのワークウェア最大の発明かもしれませんね。それほどまでに完璧な機能性なのでしょう。んでそれが日本でもファッションアイテムとして取り入れられてる。よく考えたら凄いことなのかもしれない。

                1934.jpg
1934年。Lookout station(火事監視小屋)の前の写真。左の男の着ているスポーツジャケット欲しい!!ボンタンのようなシルエットのズボンはモールスキン地にみえるけどよくわからない。膝下まである編み上げブーツも渋い。渋いけど脱ぎ履きめんどいやろなぁ。山火事を監視してるのでかなり寒いんでしょうね、真ん中の童顔の男はニットキャップにニットセーターにジャケット着て完全武装。

                Smokejumper and equipment
恐らく火事が起きたら火の中に飛び込んでいく装備だと思います。括目すべきは足元のブーツ。この写真に"Smokejumper and equipment "とあることからホワイツブーツのスモークジャンパーというモデルと思われます。つま先部分が現行とは少し違う気がするけど、ヒールの形から間違いないと思います。ホントかっこいいブーツだなぁ。日本で買うには高すぎるけど(笑)

                Governor Charles A. Sprague 1939
1939年。この地域の林業の有力者と思われる男の写真。スーツのことはあまり分かりませんが、見るからに金持ってそうない良い仕立てのスーツですね。

どうでしょうか。全く参考ならんやんけと怒られそうですが、ブーツ、白シャツの着こなし、スウエット+軍パンの組み合わせなど見るべきところはあると思います。この写真の男たちに共通するのは、まず機能性を重視して服を選んでいるということですね。確かにその中にも流行りや個人的なこだわりなどはあったと思います。しかし一歩間違えたら大怪我ないしは命を落とすことがあったでしょうから、自分の身を守ることが第一義に捉えられてたと思います。しかし、後の時代から我々は(特に僕なんか)彼らから漂うただならぬ無骨さに憧れを抱くのです。


あとは気に入った写真を何枚か貼っておきます。

1940 water tank
Water storage tank for fighting fires Oregon,1940

1935 National Forest, California 国有林
ational Forest, California,1935

CascadeMountains, Oregon 1905
Cascade Mountains, Oregon ,1905

Fire at Lakeview, Oregon 1908
Fire at Lakeview, Oregon ,1908

Mt. Jefferson, Oregon 1915
Mt. Jefferson, Oregon ,1915

1917  oregon
1917,Oregon
  1. 2012/08/30(木) 23:25:49|
  2. fashion
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残暑見舞う

毎日暑いです。でも日が落ちると少しマシになってきたかも。

もう9月へ待ったなしですが、今年の夏は毎日のようにお腹壊して苦しかった印象しかありません。何か悪いものがお腹の中に住んでるのでしょうか。冷たいものあまり食べないしクーラーなんてほとんどつけないし…

今更感は否めませんが『放浪息子』1~4巻まで読みました。つまり小学校編ですね。放浪息子については去年ノイタミナ枠でアニメが放映されてたので知ってる方は多いと思いますが、女の子になりたい男の子二鳥修一君と、男の子になりたい女の子高槻よしのさんとそれを取り巻く人々のお話。この放浪息子、流れに沿って読んでもコマひとつ単位で区切って読んでも素晴らしいんですよね。心情の微妙な揺らぎの描写が上手くて話の展開が思いきったところもあり、「こんなところまで書くのか」と思うようなドキッとする部分もあります。千葉さおりさんの修学旅行中のとあるひとコマなんてとても印象に残りますね。
キャラクターも凄く個性豊かで、その中でも一番気に入ってるのが佐々かなこちゃんという子で、小さいけど元気いっぱいで、みんなと友達で、いつもみんなを励ましたり盛り上げたり。自分のことよりも相手のことを考えて行動する子なんですね。友達同士が喧嘩してる状況にどうしようもなく泣いてしまったり、高槻さんと千葉さんが喧嘩別れしてるときどちらか一方の味方をするのではなく、かといって中立の立場から傍観するのでもなく、両方の味方として気をかけて奔走したり、その挙句熱を出して寝込んだり。。。
つまり、「こんないい子いますか!?」って話です。
僕は佐々ちゃんと同じ小六のときに友達同士が喧嘩してる状況で何も出来なかったどころか、一方に味方してしまったことがあるのです。なぜなら、僕が味方したほうはずっと一緒に遊んでいた子だったので、もう一方の味方をすることは、ずっと一緒に遊んでた子のほうから非難されるという思考回路を持っていたからです。間に立って双方の関係を修復しようとか、少なくとも自分だけは両方と仲良くしようとかいう考えはなかったのですね。あれから随分経ったけど、実はこの問題は未だ解決することなく今に至っており、それぞれ心身ともに距離が離れすぎて最早どうすることも出来ない程風化し放置されてる。今、また似たような状況が起こったとき少しでも上手くやろうとは思うけれども、出来るかどうか自信はない。佐々ちゃんと自分を比較するんじゃないけど、この子を見てたら自分が小六だった頃を思い出して、そして今の自分はどうだろうと考えるのです。あなたは佐々ちゃんですか?あなたの周りに佐々ちゃんは実在しますか?

真夏の音楽。相変わらずフリージャズみたいな一風変わった音楽ばかり聴いてます。しかし、夏はブルースのCDを取り出してを聴くことも多いです。何故かと言うと良く分かりませんが、とにかく乾いたアコギの音と夏とビールは好相性だとは言えるでしょう。
今年特に聴いたもの
・Paul Butterfield Blues Band『East-West』
・Mississippi John Hurt『Folksongs & Blues 』
バターフィールドの方は目玉な曲が二曲アリマス。一つはジャズマンのキャノンボール・アダレイ作曲の「work song」。バターフィールドのハーモニカによるテーマ掲示のあと、4ビートウォーキングベースの上をマイク・ブルームフィールドのエレキギター→ポール・バターフィールドのハープ→マーク・ナフタリンのオルガン→エルヴィン・ビショップのエレキギターという順にソロをとって再びテーマへというハードバップ・ブルースロックな名曲。もう一つは13分越えのJAM「East-West」。ギタリストがぶちまけるソロも素晴らしいんですが、前半と後半でベースラインが切り替わるのが面白い。他にもマーク・ナフタリンのオルガンプレイが光る「Get Out Of My Life, Woman」、マイク・ブルームフィールドのやや上ずったトーンのギターがかっこよすぎる「Mary, Mary」、エルヴィン・ビショップの黒光りするボーカルが良いスロー・ブルースの「Never Say No」など全曲最高のブルースロック。1966年という時代に白人であるバターフィールドが黒人のリズム体二人をメンバーに入れていたというのも特筆に価します。
ミシシッピ・ジョン・ハートの方は、とにかくアコギの包み込まれるような音色とやさしい歌唱が素晴らしいです。CD聴いてると思わず口ずさんでしまうような曲を書きます。また、ハーモニカを用いた録音も収録されてます。このCDは入手しにくいと思われますが、戦前の録音の編集盤は容易に見つかるので是非聴いてみてください。なんとも清清しい気分にさせてくれるブルースとフォークソングならこの人です。あと、下の写真、凄くお洒落。(クリックしたら大きい画像が出ます)
                    mississippijohnhurt.jpg
中々の洒落者だったことが分かります。いや、彼にとってはただの普段着なんでしょう。使い込まれた風合いが写真から伝わってきます。恐らくフェルト地の中折帽にストライプの半袖シャツ、ウォバッシュかストライプの太いパンツにストレートチップの黒い革靴。日本人が真似ても中々似合うものではありませんがいつかこんなんが似合うようになりたいですね。アメカジ好きとしてはたまらん写真です。

アメカジと言えば2ヶ月前に何故か冬用のモヘアニットを買ってしまいました(笑)アホですね。当然この季節に着れる物ではないのでクローゼットにしまいこんでます。早く着たいけど今は見るだけで我慢してます。ジーンズにコンバースのオールスターで合わせたいですね。

まだアニメのことと書きたいですが長くなってしまったのでもう終わります。あと、毎度こんな零細ブログ見ていただいて有難う御座います。アクセスがあるとブログ書くモチベーションになるので大変ありがたいです。いい文章が書けるように頑張っていきます。あっ、コメントとか頂けたら感無量です(笑)それではまた!!


  





  1. 2012/08/17(金) 18:51:22|
  2. music
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Olivia Block - Greg Kelley/Resolution

こんにちわ。

毎日暑いので炎天下の中にいると熱中症になり脱水症状になるので、部屋に戻って窓を閉め切って音楽でも聴きましょう。そして音楽熱中症にでもなりましょう。何言ってるんだ。

Olivia Block - Greg Kelley/Resolution
greg olivia
アマゾンで取り扱ってないのですが、meditationsさんで購入できます。

さて、この作品は、Olivia Blockというアメリカ(シカゴ)の実験音楽家の女性と、Greg Kelleyという同じくアメリカのトランペット奏者によるデュオ・インプロ作品です。2011年作。Olivia Blockが扱うのはエレクトロニクスとピアノ、Greg Kelleyは勿論トランペットを使用するのですが、この手のアーティスト達の例に漏れず、この人たちもやはりそれぞれの楽器を普通に演奏する事は殆どないのでこれがまた楽しいのです。このCDがどんな音をしているのか動画を観ながら説明した方が分かりやすいかも知れない。しかしこの二人が共演した動画は見つからないので、それぞれのソロを聴いてもらってイメージを掴んで頂きたいです。

まず、Olivia Blockから

動画長いですがロンドンのCAFE OTOでのライブ風景。彼女の使うエレクトロニクスには様々なフィールド音が録音されていて、静かなぷつぷつ言う細やかな物音から瓶が棚から落ちて割れる音やアルミなど金属のぶつかり合う音、強烈な打撃音。まるで解体中の建物の中にいるようなインダストリアル感溢れる情景を表現している。しかし、インダストリアルなんだけど、個人的にはどこか肉感を感じる。他にも色んな音が録音されているようで聴き応えがある。
別の動画では…

グランドピアノの内部を弄繰り回している。プリペアドして、弦を指で弄ったり弦をつまんで弾いてみたり… あと、動画ではやってませんがCDではピアノ自体を手で叩いたり鍵盤で単音や短いフレーズを弾いてみたり。たりたり。

次にGreg Kelleyを

ミュートをかけたり気息音が中心のトランペッターで、それを持続的に吹くのが彼の基本スタイルであると思う。このように限定された奏法の中でも、気息音でノイズを出しながらも音色に変化をつけたり、時折鼓膜を鋭角に刺激する高音を吹いたり芸達者な所がGreg Kelleyの優れた所であると思う。

この二人が一緒に即興やってるのがこのCDって訳です。即興といってもその結果として見た楽曲は綿密に作られています。外に向かってエネルギーを爆発させるというよりは、白いキャンバスにサウンドという絵の具を塗って絵を完成させるような。綺麗に静かに、しかし時に激しく絵の具をぶちまけたり。

では、CDの楽曲を見ていきたいと思います。
#1,Pinholed and perpetual light, part 1は、まず浮かび上がってくるのはホワイトノイズのような音で、一分過ぎから徐々にかすかなフィールド音混じり出す。五分頃からは気息音のトランペットも混じり始め徐々に音が騒がしくなっていく。平面的に演奏が進行していく感じがあり、アルバムの序章に丁度良い按配です。
#2,Looking through boneは、序盤はほぼ冷たく厳しい秋風を思わせる持続的な気息音トランペットのみ。音の強弱や微妙な音の揺らぎや変化が味わえます。丁度上に貼った動画のような世界。五分くらいから急速に物が壊れる音の嵐ようなフィールド音も加わってくる。
#3,How much radiance can you stand?は、ごそごそした物音に木の床が軋む音。その音に同調するかのように軋んだトランペットの小さく黒い思念を包んだ音。異様な緊迫感によって目は充血、喉はカラカラな所に入ってくる背中に氷を入れられたような唐突でクールなピアノの高音がトランペットの耳を切り裂くような高音と交互に現れるようになる。それもやがて溶け合って、ピアノ内部の弦を弄くる音が加わりカオスが顔を現す。背後には相変わらず不穏なごそごそした物音。凄い情感です。
#4,Some old slapstick routineは、まさに炸裂!!いきなり建物崩壊のメロディーを奏でるエレクトロニクスにピアノの低音部、そしてトランペットの金属的な響きを帯びた気息音が絡みつく。落ち着く間もなくすぐにピアノの弦が掻き毟られ弾かれ生々しい音を発する。ピアノの低音部は徐々に大きさを増し、本体はイタズラに叩かれる。その上を金属的なトランペットが吹き散らかしていく。全般的にかなりえぐい音してます。#3と4でもうノックアウトされてしまう。
#5,Pinholed and perpetual light, part 2は、このCDのハイライト的な楽曲で、アルバムの閉めにふさわしい。金属がこすれたり、がさごそしたフィールド音に弦を弄くるかすかな音、後半から混じるトランペットに#1と同じような平面的構成を感じる。
こんな感じで46分は過ぎて行く。

おまけの動画:このCDでは聴けないGreg Kelleyのアナザーアスペクツ。爆トランペットノイズ。後半凄まじいです。
  1. 2012/08/07(火) 12:35:16|
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